最近、ホットカーペットの故障時に聞かれることがあります。古いホットカーペットって電気代高いの?新しくしたらエアコンみたいに電気代安くなる?って聞かれます。
そんな時には、必ずこう答えます。
今も昔もホットカーペットに関しては電気代はそんなに変わりません。
しかし、電気カーペットのヒーター本体を上位モデルにした場合、使い方を工夫することにより節電効果が期待出来ます。
このページでは、ホットカーペットの新旧の違いや電気代の節電方法、故障する使い方についてご紹介していきます。
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古いホットカーペットと新しいホットカーペットを比較!どこが違う?
電気屋になってそろそろ20年経ちますが、昔から電気カーペットって変わらないイメージです。
10年以上の商品も20年超えた商品もそこまでガラも変わりませんし、新しいサイズが出るわけでもありません。
だいだい 3・2・1.5・1畳 がメインで、2.5畳が欲しくてもそんなサイズは発売されることはありませんでした。
では、古いホットカーペットと新しいホットカーペットの違いはなんでしょうか?
箇条書きで書いてみます。
- 面積切替の違い
- 待機電力ゼロ
- 室温センサー
- 電力1/3
上記の4つが古いホットカーペットと最近のホットカーペットの違いかなって思います。
ただ、10年以内の製品であれば、この機能は付いていることが多いです。(上位の本体ヒータのみについてる機能もあります)
では、一つずつ表で見ていきたいと思います。
機能 | 最近電気カーペット | 昔のホットカーペット(10以上~20年前ぐらい) |
*面積切替 | 3面切替(上位機種のみ)
2面切替(その他の機種) |
2面切替(10年前後の上位機種には3面もある) |
*待機電力ゼロ | 上位・それ以外の機種でもあり | 10年前後の商品で上位機種ではあり |
*室温センサー | 上位・それ以外の機種でもあり | 省エネモードはあるが室温センサーは上位機種のみ |
*電力1/3 | 上位機種のみあり | なし |
上記の表でわかるように、最近の電気カーペットは節電機能が昔の機種と比べて増えているのですが、あくまでも上位機種を購入した場合に限られます。
その他の機種であれば、古いホットカーペットと性能はそんなに変わらないかなと私は思っています。
逆に10年以上前に上位機種を購入していて、最近買替えを考えているのであれば、上位機種を購入しないと、新品ですが以前の機種より電気代があがるのではないかと推測できます。
では、次の項目では電気代の節約方法について考えていきましょう。
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ホットカーペットの電気代を安くする方法!(節電方法)
寒くなるとやっぱり電気カーペットを入れて足元を暖めたいですよね。
部屋にいる間ずっと付いてる電気カーペットの電気代の節約方法について考えていこうと思います。
ホットカーペットの節約方法
- 適切な畳数を選ぶ
- 設定の温度を変更する
- カーペットの下に断熱シートを引く
- 面積の切替をこまめにする
- 使わないときはコンセントを抜く
では、順番に紹介していきます。
適切な畳数を選ぶ
来客があった時のことを考えて、広めの畳数の電気カーペットをフローリングまたは、畳一面に引いているお宅をよく見かけます。
確かに、広めの電気カーペットにしていると急な来客時に座る場所を確保出来たりするものです。
しかし、広すぎるとどうしても露出する面積が増えます。
そうすると、いらない場所まで暖めないといけませんので、どうしても余分な電気代がかかってしまいます。
電気代を少しでも下げたい節電したい場合には、部屋にあった適切な畳数の電気カーペットを購入することをお勧めします。
電気代がかかっても広い方が良いという声もよく聞きますので、あくまでも、参考程度にしてください。
断熱シートを電気カーペットの下に引く
フローリングまたは、畳の上に電気カーペット敷く時は、断熱シートを敷いてあげると電気代の節約になります。
フローリングは特に温度が低いので、断熱シートを引かずにカーペットを引くとフローリングに熱をかなり奪われます。
そうすると、なかなか暖まらないのはもちろんのこと電気代もかかってしまいます。
上記を理由に出来れば、断熱シートをホットカーペットの下に引くことをおすすめします。
断熱シートは、「Amazon・ホームセンター」などでも購入でできますので是非チェックしてみて下さい。
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設定温度を変更する
長時間使用する電気カーペット!!
エアコンやファンヒーター、こたつなどと併用するのであれば 中 以下の温度で使用すると節電効果が期待できます。
あと、併用していなくても温度がある程度上がったら、少し温度を下げるのはかなり有効な節電対策だと思います。
意外にめんどくさくてそのままの温度で使用するケースが多いですが気にして損は無いと思います。
面積の切替をこまめに切り替える
面積の切り替えについてですが、最近の上位機種には、3面の切り替えがついています。この3面の面積切り替えを使えば自分が座っているところだけ暖めることが出来ますので節電がきます。
古いホットカーペットまたは、新しいホットカーペットでも2面の面積切り替えがついている機種では、左右どちらかのヒーターを切ることが出来ますので、使わない方のヒーターを切り節電することが出来ます。
この機能を、使っている方が以外に少ない印象です。使わない場所のヒーターは、切ってみて下さい。節電効果抜群ですよ。電気代半分ですみますからね!!
使わないときはコンセントは抜く
最近の電気カーペットにはこの機能(待機電力 0 )は、ほぼついておりますので最近購入した方は、気にしなくても良いと思いますが、10年前後の機種にはついていない場合が多いですので、一度説明書なり、コントローラーを確認してみて下さい。
待機電力は微々たる物ですが、節電効果があるのは間違いありません!!
ホットカーペット・エアコン・こたつで電気代を比較
暖房機 | 電気代 |
ホットカーペット(3畳用) | 高設定で1時間使用時*1 約12.8円(税込) |
エアコン | エアコンに関しては、年式や機種により金額は様々で正確に数字が出にくいです。約12円から20~30円の間(正確な数字は出ません) |
こたつ | 【強】設定での使用時:約5~6円*1 |
*1 電気代に関しては、新電力料金目安単価27円/kWh(税込)で計算したものです。
参考:パナソニック
電気カーペットの故障事例を紹介します
ホットカーペットのよくある故障事例を2つ挙げてみます。
下記の様な使い方をしますと高確率で故障してしまいますので気をつけて下さい。
- カーペットのすぐ横にファンヒーターを置いて同時に使う場合
- カーペットの上に椅子や重いテーブルを置く
ホットカーペットの横でファンヒーターなどを使うと故障する理由
ホットカーペットのすぐ近くにファンヒーターやガスストーブをおいて同時に使うとファンヒーターなどの吹き出し口に近いカーペットの温度が急激に上がります。
表面温度が80度を超えてくると、温度ヒューズが切れることがありますので故障の原因になります。
火災の原因にもなりますので、ファンヒーターなどを併用する場合は、なるべくはなして使用して下さい。
電気カーペットの上に重たい物を乗せると故障する理由
電気カーペットの中は、ヒーターがうねうねと張り巡っております。そのヒータは、そんなに丈夫ではありません。
重たい椅子やテーブルがちょうどヒーターの上に乗ってしまった場合、その部分が切れてしまうことがたまにあります。
そうするとコントローラーのヒューズがきれて電源が入らなくなります。ただし、この様にヒーターが切れるのは、長時間ヒーターのあるところに重たい物が乗った状態になった時だけです。
運悪くヒーターの上にソファーの足が乗っていて購入後2~3年でヒーター断線なんてことは、滅多にありません。
しかし、気をつけた方が良いですよね。そうならないとはかぎりません!
まとめ
電気カーペットは今も昔も機能的にはそこまで変わりません。しかし、使い方次第ではかなりの電気代を節約できるのではないかと思います。
特に寒い時期は、電気カーペットって電気を入れっぱなしにしちゃっています。
電気代が年々高くなってきております。まだ部屋の中が寒いのに無理して温度を下げたりしなくても良いと思いますが、ある程度暖まってきたタイミングで今回の記事を参考にしてもらい電気の節約に励んでもらえればと思います。
以上で今回の記事を終わらせて頂きます。最後まで読んで頂きましてありがとうございました。参考になったよって方は是非シェアーフォローよろしくお願いいたします。